2000.9.19 はあとはNPO法人として 認証されました。
そして21年がたち22年目に入りました。本来であれば 昨年、HEART2020 20周年を記念して お世話になったみなさま方に 感謝の思いをお伝えする機会を きちんともつべきところでありました。ところが予期せぬ新型コロナウイルス感染症拡大という事態が起こり、未だその渦中にあります。どうかこの大切な命を守り、のりこえていけますようにと願う日々を送る毎日です。
そんな中でも たしかに季節はめぐります。稲の穂は金色に輝きたわわに実っています。彼岸花は美しくやさしく咲き、空を見上げると まあるいお月様のやわらかい光が心をほっとさせてくれます。あらためて出会わせていただき 支えてきて下さった多くの方々に心から感謝の思いを伝えさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。そしてどうか今後とも末永くよろしくお願いいたします
この21年の間に世の中は大きく変化いたしました。変化するものと その中でもけっして変わらぬもの ずっと大切につらぬいていくべきものの両方があることをしみじみと感じております。
21年前、はあと設立の頃の障害者福祉と現在とは大きく変わりました。ご家族の負担にすべてがかかり「もうがんばれません。」と疲れはてるご家族との出会いに ともによりそいあゆませていただきたいとあゆみはじめたあの頃に比べると 多くの変遷を経て 法定にも整備され驚くほど多くの障害福祉サービスができました。また TOKYO2020オリンピック・パラリンピックから本当に大きな感動をもらい ”共生社会”の実現に世の中は変わりつつあると心からよろこびを感じました。世の中はたしかに変化し 進歩していることはよろこばしい事実です。なかなか実際に会えない現状の中でも ホームページを通して様々な情報機器手段を通して はなれていてもつながることができる・そのことがどの人もとりのこされることなく浸透していきますようにと願います。
しかし、一方でけっして変わらぬもの、ずっと大切につらぬいていくべきものを はあとは つらぬきとおしていきたいと思っています。サービスということばの表面だけの意味にとどまりたくないのです。そこにあるのは 人と人、人生です。一人ひとりの人生を実現していくこと、深く深く心と心でつながりあえる日々をこれからも送っていきたいと思っております。ご本人とご家族との日々、社会の中で、地域の中で生きてゆくかけがえのない命、存在、笑顔の日々をこれから発信していきます。
どうか、また多くの方々とつながって ともにあゆませていただきたいと思っております。
理事長 菊山 礼子
「はあと」の原点は、頑張れでなく一緒に頑張りたい、一緒に歩ませていただきたい。そしてお母さん方や重い障害のある方々の住み慣れた地域で安心して住み続けたいという思いに、一歩一歩近づいていきたいと考えたことです。
『障害のあるお一人おひとりの人生、生活、願い』そこに少しでも寄り添い、共に歩ませて頂くこと、一緒に実現させること、心が一緒に元気になってくること、前を見つめて歩んでいけること・・・・
共に歩ませていただくことで見えてくること、それが「はあと」のかなえていきたい“ゆめ”です。
「はあと」は、平成12年3月障害のある子の親御さんや養護学校の先生方、有志が集まり特定非営利活動法人の基本構想について話し合い、設立に向けていろんな立場の方々に呼びかけ、同年4月設立総会を準備し、5月に設立総会を開くことが出来ました。その後は重い障害のある方々に重点を置いた、支援の活動を広げてきました。
しかしながら、特別支援学校(養護学校)卒業者は毎年あるにもかかわらず、卒業後の行き場は足りなくなっています。そうしたことが社会に出て一人の人間と成長し続けることを、大きく阻害される事となっています。生まれ育った地域で安心して生活を続けたいとの思いは、障害を持つ本人はもちろん、その家族や関係者の大きな願いでもあります。この願いを受けとめ「はあと」としては、それを実現できる場をつくっていきたいと考えるようになりました。
所在地・連絡先 | 〒634-1123 奈良県大和郡山市筒井町524-3 TEL&FAX 0743-56-8107 |
設立年月日 | 2000年9月19日 |
代表者 | 菊山 礼子 |
団体の活動業務 | ・障害者総合支援法に基づく福祉サービス [生活介護事業・居宅介護事業(身体介護・通院介助・行動援護・重度訪問介護・移動支援等)] ・私的契約によるレスパイトサービス ・相談支援事業(大和郡山市より委託・指定特定相談) |
各部屋には思いをこめて、色の名前がつけてあります。
その色に染め上げつむいでいきます。